ソーシャルコマース
ソーシャルコマースとは、InstagramやTikTokなどのSNS内で発見から購入までが完結する方式で、リーチに強い一方、顧客データがプラットフォーム側に残るという制約があります。
ソーシャルコマースは何を指すのでしょうか
SNSのフィードやライブ、ショート動画の中で商品を発見し、その場で購入まで進む販売方式です。発見が検索ではなくレコメンドのアルゴリズムから始まる点が、従来のECとの構造的な違いです。
何が強みなのでしょうか
リーチです。アルゴリズムがフォロワー数と関係なく関心ベースでコンテンツを届けるため、ブランドを知らなかった人にも到達できます。購買意向のなかった人に商品を見せるという点では、自社ECは追いつきにくい領域です。
どのような制約がありますか
顧客データとコンテンツがプラットフォーム側に残ります。誰がどれだけ見て何を尋ねたかが自社の会員情報とつながらなければ再購入の設計は難しく、ポリシーやアルゴリズムが変われば到達は一日で減ります。手数料と決済の流れもプラットフォームの規則に従います。
リーチを自社資産として回収する方法はありますか
実務では三つの経路が使われます。同じ配信をSNSと自社ECへ同時配信し購入は自社ECで受ける方法、SNSに投稿したショート動画を自社ECへ自動で取り込み常時掲載する方法、そしてSNSで生まれたUGCを商品詳細ページで再利用する方法です。共通点は、リーチはSNSで得て記録は自社ドメインに残すという点です。
SNSと自社ECに残るもの
区分 | SNS(ソーシャルコマース) | 自社EC |
|---|---|---|
リーチ | アルゴリズムによる拡散 | 自ら集める必要 |
顧客データ | プラットフォームが所有 | ブランドが所有 |
コンテンツの所有 | プラットフォーム方針に従属 | ブランドの資産 |
手数料・決済 | プラットフォームの規則 | 自社の決済手段 |
再購入の設計 | 限定的 | 視聴・購入履歴から可能 |
Shopliveの視点
SNSと自社ECを対立として捉えると選択を強いられますが、実際には役割が異なります。SNSは会ったことのない人を連れてくるのに最も安価で、自社ECはその関係を記録できる唯一の場所です。だから私たちはSNSのリーチを否定せず、そのリーチがブランドのドメイン内に痕跡を残すようつなぐことをおすすめしています。
よくある質問(FAQ)
Q. ソーシャルコマースとライブコマースは同じものですか。
異なります。ソーシャルコマースは販売が行われる場所(SNS)による分類、ライブコマースは販売方式(リアルタイム動画)による分類です。SNSで行うライブは両方に該当します。
Q. SNSライブだけで十分ではないですか。
リーチが目的なら十分な場合もあります。ただし視聴者と購入者の情報がプラットフォームに残るため、再購入やLTVを設計する段階で限界が現れます。
Q. Instagramライブにはどんな制約がありますか。
機能の範囲をブランドではなくプラットフォームが決めます。配信の長さ、販売連携、提供されるデータの範囲がポリシー変更で変わり得るため、計画の土台にしにくくなります。
Q. SNSに投稿した動画を自社ECで再利用できますか。
可能です。リールやショートを自社ECのショート動画へ自動変換して掲載する機能を使えば、再アップロードなしで資産を引き継げます。
Q. ソーシャルコマースの成果は何で測りますか。
リーチと反応だけを見ると錯覚が生まれます。SNSから流入した人が自社ECで会員になり再購入したかまでつなげて見て、初めてチャネルの実際の価値が分かります。
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